この寒い冬、結露にお困りの方も多いのではないでしょうか?
結露とは、室内の温かい空気が、冷たい窓などで一気に冷やされて、水となる現象のことを差します。朝起きると、結露で窓や床が水滴だらけになっていた...という経験も1度はあるのではないでしょうか。
そんな結露ですが、「掃除が大変」、「床がかびてしまいそう」といった掃除面、衛生面の問題だけでなく、実は「健康面」での被害があることをご存知でしょうか?
結露がもたらす健康被害
その健康被害というのが、咳、気道過敏症、喘息症状。
「健康に暮らすための住まいと住まい方」の調査結果によると、今と寝室に結露があった場合、咳の被害は8.96倍、気道過敏症の被害は2.45倍、喘息症状は2.41倍にまで跳ね上がるのです。
例えばこれが結露によるカビになると、咳は3.56倍、気道過敏症は3.05倍、喘息症状は3.76倍となります。
ちなみに気道過敏症とは、ちょっとした刺激(タバコや香水、煙など)に反応して、喘息症状が起こりやすくなる状態のこと。
これらの健康被害を抑えるためにも、結露対策というものが必要なのです。
体の弱い方がいる家こそ結露対策を
特に、小さいお子さんや、お年寄りと住んでいる方、器官が弱い方は、結露対策は必須といってよいでしょう。
結露のために出来る対策は、換気をする、室内を暖めすぎない、除湿機をつける...など自分で出来ることもあります。
しかし、結露のことを気にせず寒い時期暖かい部屋で過ごしたい、乾燥がちなので除湿機は使いたくないという方には、窓自体を2重にすることで結露を発生させないという方法などもありますので、お近くの専門店に問い合わせてみるのも1つの手でしょう。